人は何か行動を起こそうとすると「自分には無理だ」というメンタルブロックが働きやすい。
人は誰しも失敗を恐れたり、自分の行動や意思決定に不安を抱くものだ。
そこで、メンタルブロックが働くと、負の感情が大きくなり、自分の行動や思考を制限させてしまう。
この状態になってしまうと、失敗を繰り返し、生きがいが持てない無気力な生活に陥ってしまう。
今回はそのようなメンタルブロックの外し方について紹介していこう。

そもそもメンタルブロックとは

人は何か行動を起こそうとする際に否定的な思考や固定観念が浮かび上がり、それによって行動が抑制される状態を指す。
自分自身が自らの可能性に制限をかけ、成功や成長への道を閉ざしてしまうことにつながる。これは、否定的な思考パターンや過去の経験に基づく固定観念が影響するのだ。
メンタルブロックを克服するためには、自己理解や思考パターンの見直しが重要。
自己理解を深め、自分自身の思考や信念、感情のパターンを客観的に観察することで、メンタルブロックを解消する一歩となるのだ。
また、ポジティブな思考や自己肯定感を育むこともメンタルブロックの克服に役立てられる。

メンタルブロックの外し方

自己認識と自己理解

メンタルブロックを外すためには、まず自己認識と自己理解を深めることが重要。
自分自身の思考や感情、信念に対して客観的に向き合い、それらを理解する努力をすることで、メンタルブロックを解除する一歩となる。
自己認識を高めるためには、自己対話や日記を書くなどの方法が有効だ。

新たな経験やチャレンジをする

メンタルブロックは、未知の領域や挑戦に対する恐れを生じてしまう。
自分がメンタルブロックを感じる特定の領域に積極的に取り組み、新たな経験やチャレンジをすることで、自信や成長の機会を得ることができるだろう。
少しずつ小さなステップから始め、成功体験を積み重ねていくことが重要になる。

わらしべ長者の男にはメンタルブロックはなかった

思い出してほしい。わらしべ長者の男にメンタルブロックは働かなかったことを。お話の最後には富を手に入れている。
男は観音さまのお告げを愚直に守った。いくら観音さまのお告げを受けたからといって、普通は「自分は何をやっているんだろう」と思うはずだ。
途中の描写には、「やっぱり上手くいかないんだ」という場面もあった。
しかし、結果的に上手くいったのは男がメンタルブロックを上手く外せていたからだろう。

困難だからやろうとしないのではない。やろうとしないから、困難なのだ。
セネカ